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・・・ 唯「皆落ち着いた?」 澪「うん・・・」 律「ごめんな、澪むぎ・・・」 紬「ううん、私が悪いの」 澪「いや、私こそごめん・・・」 澪「なあ、私ちょっと私梓の家いってくるよ」 唯「私も行くよ、ね?りっちゃんもむぎちゃんも行こう?りっちゃんもあずにゃんの事嫌いなわけじゃないんでしょ?」 律「ああ・・・」 紬「もちろん」 ・・・ ピンポーン 梓「はい」 唯「あずにゃん!さっきはごめん、みんなで謝りにきたんだ、出てきてくれないかなあ?」 梓「・・・ごめんなさい唯先輩、今は話したくありません、帰ってください」 唯「え?そんな事言わないで、あずにゃん!」 ブチッ 澪「梓・・・」 唯「・・・・・・」 紬「・・・・・・」 律「はぁ・・・じっとしてても変わらない、帰ろう、梓もああ言ってるんだ」 澪「ちょ、こうなったのは私達のせいなんだぞ、梓に謝って何とか分かってもらわないと」 律「私もさっきのはふざけすぎたしいいすぎたと思ってる、でも今は謝まれる時じゃないと言ってるんだ、時間が必要な時もあ るだろう?」 澪「・・・・・・」 唯「・・・・・・」 紬「・・・・・・」 唯「そうだね、そういう時もあるかもしれない、かえろっか」 紬「うん・・・」 澪「分かった・・・それが必要な事であるなら・・・」 ・・・ 唯「あ、横断歩道の信号変わっちゃう」 律「やば、急げ!」 プップー 澪「あ」 紬「信号変わっちゃったね」 唯「澪ちゃんとむぎちゃん渡れなかったみたいだねー」 律「しょうがないな、待ってよう、私と唯なら突っ走ってくるだろうけどあいつらはそれをしないだろうしな、危ないし」 澪「はぁ・・・」 さっきの私は、どうしたら良かったんだろう、むぎに聞いてみようかな、私じゃ判断がつかないよ 澪「なぁ、むg」 『お前がそれを言うのかよ、部長のくせにお前が頼りないからこうなったんじゃないか』 !!いやダメだ、弱い所は絶対に見せられない、部長は頼りになる強い存在でいなくちゃいけない、私一人で考えていか なくちゃいけないんだ、そうでないと強くないとみんなに愛想つかされちゃうよ・・・ 紬「どうしたの?澪ちゃん」 澪「あ、いや、じっとしてたら寒いから早く信号変わらないかなって」 紬「うん・・・そうね」 ・・・澪宅・・・ 澪「はぁ・・・難しいよな、見てる分には楽だけど実際の立場に立つとそうじゃないって身を持って思い知らされた、律が部長 の時は一体どうしていたんだろう、どんな気持ちだったんだろう」 澪「あいつはこんなに私みたいに気にしないのかな、私が気にしすぎなのかな」 澪「自惚れじゃないけどあいつに見えているものは私にも見えると思っていた、私に見えるものはあいつにも見えると思った、 でもそうじゃなかったんだ、今日それが分かった・・・」 澪「はあ・・・律私は部長としてどうすればいい?」 ・・・翌日学校・・・ 唯「おいっすー!」 律「おいっす!」 紬「おはよう」 澪「おはよう、みんな梓から何か連絡・・・え?」 梓の事を聞こうと皆を見渡す、だが一人だけいつもと違う言葉では説明できない違和感を纏った人物がそこにいた その原因を必死に探す、なんだ?どこが違う?そいつと眼があう、そして気付いた、その正体は突き刺すような射抜くような眼 、違和感の正体は・・・律のその眼だった 澪「り、律お前アイプチか何かしてるのか?」 律「アイプチ?いや別にしてないけどなんでそんな事いうんだよ?」 澪「いやなんか律の眼がこわいっていうか、おかしいっていうか」 律「おかしいのは澪ちゃんでございますですよ?」 澪「なんだとぉ」 律「唯私の眼なんかおかしいかな?」 唯「ううん、いつもと一緒だよ、澪ちゃんの気のせいじゃないかな」 澪「そうかな・・・」 ・・・部活時間・・・ 律「梓来ないな」 澪「むぎもこないな、先生に呼び出しでも受けてるのか?」 唯「むぎちゃんなら帰ったよ、さっき帰る所みたもん」 律「え、まじで?」 唯「まじまじ大マジだよ、なんか急いで帰ってたよ、あれ誰か連絡受けてないの?」 澪「受けてないけど・・・」 律「ええ、はやく言えよ!!でも連絡なしなんてむぎにしては珍しいな」 むぎこんな状態の軽音部が嫌で帰ったのか?いやただの用事だよな、多分・・・そうだよな 唯「むむ、なんかいきなり寂しくなっちゃったね軽音部・・・」 澪「ぁ・・・ごめん」 唯「なんで澪ちゃんが謝るのさ、変なの」 そうだ頭では分かっている、でも心が悪い方へと物事を考えてしまう、律が部長の時に上手くいっていた軽音部が私が部 長になった途端、ぎこちない方へと進路を向けた もしむぎが急な用事ではなくみんなに見つからないように足早に早く帰っ たんじゃないかとか、梓はもう完全に愛想を尽かしてこのまま疎遠になるんじゃないかとか。 律「今日はやる事ないしもう帰ろうか」 唯「そうだね、ね?一緒に帰ろう」 澪「ごめん、私はもうちょっと部室に残っていくよ、やりたい事があるんだ」 唯「そっかぁ・・・、じゃあ帰ろうかりっちゃん」 律「ああ、ちょっと帰り寄りたい所あるんだけどさ」 バタン 澪「・・・・・・」 澪「・・・・・・けっこう堪えるよ、むぎ、梓・・・」 澪「・・・うぅ」 ・・・翌日・・・ 唯「でさー」 紬「ええ」 はぁ・・・私からはむぎに昨日部活になんでこなかったか聞きにくい、誰か聞いてくれないかな 唯「そうだ、むぎちゃーん何で昨日部活こなかったの?何か特別な用事?」 おお、ないすだ唯、利用したみたいで気がひけるけど便乗させてもらおう 紬「あ、昨日はごめんなさい、ええ、急な用事が入ってしまって行けなかったの」 良かった、やっぱり急な用事だったんだ! 澪「そっか、なら仕方ないよ、じゃあ今日は」 紬「今日も・・・ごめんなさい」 澪「あ、そっか・・・今日も用事か、用事で来れないのは仕方ないよな、はは、いいんだ・・・」 紬「ごめんね、それじゃあ、授業の用意するから、またね」 澪「あ、ちょ」 そんな逃げるように行かなくても・・・それに理由も話してくれないなんて、むぎはやっぱり・・・ 澪「・・・ぐす」 ・・・部室・・・ 律「なんで澪以外だれもいないんだ?梓はともかくとして唯とむぎまでいないなんてな」 唯まで・・・ 澪「私が部長だからだよ・・・」 律「ん?何か言った?」 澪「何でもないよバカ律」 律「何でもないのにバカって何だよ、意味わからないし、ちょっとひどいぞ?」 意味が分からない?どうして気づいてくれないんだ、きっと唯とむぎは愛想つかしてこないんだ、梓ももう・・・私が部長だから 。 律「こんだけいないと練習もへったくれもないな、帰ろう、澪」 澪「帰らない」 律「何かお前おかしいな・・・大丈夫か?」 澪「・・・・・・」 律「はぁ・・・言ってくれないと分からないよ、もう私は帰るよ・・・じゃあな」 バタン 澪「・・・・・・」 澪「・・・辛い・・・」 澪「うぅ・・・泣きそうだよ」 澪「ぐす・・・ひっく・・・ひっく・・・りつぅ・・・」 憂「それは泣いてるっていうんですよ」 憂「泣いてるじゃないですか」 澪「!!う、憂ひゃ、ん!?」 憂「お姉ちゃん今日お休みするって伝えにきたんですけど澪さんがこうなっている事は存外でした、泣く事で気持ちが晴れる なら泣くべきだと思いますよ、その方が物事を冷静に見定めれる」 澪「え?ひっく、唯は私に愛想つかじてごないんじゃ・・・」 憂「何の話ですか?お姉ちゃんは今日あの人達が帰ってくるからお休みするだけですよ」 澪「あの人達?」 憂「お父さんとお母さんです」 ぁ・・・私の勘違い、思い違いだったんだ、そうだ、普通にしてたら部活を休む事くらいあるじゃないか、それを私は唯は部活 がこんな状態だから楽しめないから来ないと勘違いして・・・ 憂「あと梓ちゃんですけど先輩達にひどい態度とっちゃって部活に行きにくいちゃんと話し合いたいって相談うけましたよ、澪 先輩から手差し伸べてあげては?」 梓も・・・部活来てくれようとしてるんだ・・・ 憂「律先輩がなんかしてくれたからこういう気持ちになれたとかなんとか言ってましたけど」 澪「・・・・グス」 憂「聞いてない・・・」 澪「ぐすっ、よがっだ、ちょっとだげ胸かしてもらっでも・・・ひっく、いい”?」 憂「はぁ・・・どうぞ」 澪「うっうっうぇぇん、憂ぢゃぁあん、憂ぢゃぁぁぁん」 ダキッ 憂「あっ、んん・・・」 澪「ふぇぇぇん」 憂「す、すいません・・・もうちょっと顔を右に・・・」 ・・・ 憂「もういいですか?」 澪「うん・・・ごめんね、みっともない所見せて」 憂「構いませんよ、周りに人がいるだけで助かる事もあるっていいますから私がいることで澪さんの気が紛らうなら」 憂「さて話は変わりますけど原因は掴めましたよね?」 澪「原因?」 憂「そう、澪さんがこんな状態になっている原因、もうそんな状態だから気付いてると思って」 澪「え?」 憂「そんなやり取りは不毛です、部室を訪ねると泣いている澪さん、何もなかったなんて言わせない」 憂「ふむ・・・そうですね、ここ最近澪さんに起こった事、感じた事教えてくれますか?後この世界が改変する前の出来事も お願いします」 澪「う、うん」 私は数日前からここ数日の出来事、思った事を全て憂ちゃんに話した 律が部長を辞めると宣言した事、部長だから感じる大変さ、孤独感、不安感全てを打ち明けた、本当に色々な事を話した、ほんのちょっとの期間だったけどそれ程私は 様々な事を感じ取っていたのだと思う 憂「そうか、だから律さんは世界を」 澪「律?律がどうしたんだ?どういう事?」 憂「澪さんが部長として感じた事体現した事、それは律さんが部長の時に日頃から感じ恐れていた想像恐怖不信感、それが澪 さんへと降って来ている」 憂「つまり・・・恐怖に耐えられなくなり自分の苦しみを澪さんに押し付けた、律さんは部長としての責任から重圧から逃げ たんです」 澪「な、律はそんな事しない、それにあいつは私と違って弱くないし律にとってはそんなささいな事で」 憂「そんなささいな事・・・?律さんは澪さんがいうそんなささいな事を3年も感じていた、その辛さが澪さんに全て分かるんで すか?それに何か、律さんは弱くないからって責任から重圧から逃げちゃいけない理由でもあるんですか?」 憂「人をまとめる立場にある人は精神力が頑丈でないと潰れてしまう、自分から人が離れていく恐怖感、自分 の判断ミスで物事が上手くいかなくなる不安感・・・他にもある、それは思い入れが深い程、自分の首を絞める結果に繋がる」 澪「・・・確かに律は辛かったかもしれない、でもあいつは部長で私達を引き入んでそんな簡単に逃げていいもんじゃないだ ろう!」 憂「そう、律さんもそう思っていた、だからこそ逃げてはだめだと思った、でもそれが逆に律さんを苦しめ、皮肉にも逃げさせる 口実になった」 澪「ならなんでそんなになるまでなんで私達に相談しなかっ」 澪「あ・・・」 澪『!!いやダメだ、弱い所は絶対に見せられない、部長は頼りになる強い存在でいなくちゃいけない、私一人で考えていかなくちゃいけないんだ、そうでないと強くないとみんなに愛想つかされちゃうよ・・・』 憂「律さんは頼りたくても頼れなかった、自分は部長だから、強い存在でないとならないから、だけど気づいてほしかったとも 言える、唯一無二の親友だけには澪さんにだけには」 憂「それが澪さんがこの世界で部長になった理由、これは律さんの独りよがり、澪さんに自分の苦しみを気づいてほしくない が故に気づいてほしかった」 憂「心では重圧から部長を辞めたいと願っていた、だけど今まで感じていた楽しさから軽音部自体は続けたいと思っていた 」 憂「しかしあの人はそういう所では律儀な人格者だったという事ですかね、そんな虫のいい事は自分の中では通らない、だ からケジメをつける為にあの日部長を辞め軽音部にはもう来ないと言った、しかしそれは律さんにとっては耐えられるもので はなかった」 憂「だから願った、この世界を」 澪「そんな・・・じゃあ」 憂「つまりこの世界を改変し創りだしたのは・・・」 --律だった。 澪「・・・・・・」 憂「それで澪さんに落ち度はあったとはいえ突然軽音部に亀裂が入った、即ち必然、澪さんに気付いてもらう為に・・・でも だとしたら」 憂「この世界は澪さんに苦しみを気づいてほしいが故に律さんによって定義づけられ創られた世界、今回の軽音部の一件 も一例であってこれを回避したとしても又、何度でも律さんが感じてきた全ての想像恐怖不信感を感じさせる為に澪さ んに同じような事が降りかかる」 澪「そんな・・・じゃあ又軽音部がばらばらになる・・・」 憂「そう見て間違いないと思います」 澪「・・・・・・」 憂「落ち込んでるんですか?それともこの世界に自分を巻き込んだ律さんを卑下しているんですか?」 澪「分からないよ・・・」 これは私の素直な感情、混乱しているのだろうか、ただ胸の中を色々な感情がぐるぐると渦巻いていた 憂「そうですか、私は別に律さんがひどい事をしたとは思えない、なぜなら人は皆弱く自己中心的な生き物だし、皆同じような事をしてきたから、でもそれ故に長い歴史を携え世界を創ってきた、私言いましたよね?」 憂「"世界は割と頻繁に改変してる"って」 澪「うん・・・」 憂「数多の願いが交錯し、世界は変わってきた、いや、人が変えてきた、世界はそれについていくだけ、いつだって人は世 界を変えてきた、それは自然な事、摂理、だから私はこんな世界に不満はないし律さんに罪もない」 澪「じゃあ私はどうすれば・・・」 憂「この世界で生きてくか元の状態へ戻るかの二択です」 澪「元の状態に戻れる・・・?」 憂「律さんの願いを打ち消すっていった方が正しいですが・・・原因がはっきりしましたからね、まだやる事はありますが道は見 えていると言ってもいい」 憂「どちらを選ぶかは澪さん次第、全ては澪さんが決める事、でも敢て言うなら」 澪「?」 憂「澪さん何で律さんは澪さんをこの世界に順応させなかったんだと思います?」 澪「え?」 憂「それは、何も気付けなかった澪さんへの罰」 澪「罰・・・?」 あ、またこの違和感・・・ 4
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「嫌です。そこはかとなく身の危険を感じます」 「何もしないよ! 私のこと何だと思ってるの!」 「でも実際、もしあなたが変な気を起こしたとき、私じゃ何の抵抗もできませんから」 「それなら今だって変わらないじゃないか。ほら、こうやって私が迫ったらーー」 「きゃっ!」 「ベルもそんな可愛い声が出せるんだね、誘ってるのかな?」 「……何言ってるんですか? 早く離してください、怒りますよ」 「ふふっ、照れてるね。さっきの声がそんなに恥ずかしかったのかな? 大丈夫、とても可愛かったよ」 「……絶交ですね」 「え?」 「絶交だって言ったんです、今すぐ帰って、もう顔を見せないでください」 「あ、ご、ごめん! そんなつもりじゃ……」 「……」 「ごめんなさい! 調子に乗りました! もうしません!」 「早く消えてくださいよ、衛兵さん呼びましょうか?」 「待って! 何でもする! お金も時間も私自身も全部好きにしていいから! だから……だから嫌いにならないで! ねえ、お願いだから……!」 「うわ……必死すぎて引きますね」 「ほ、ほら、何でもいいんだよ? そうだ、まず忠誠の証に私の全財産を渡そう。ね、ね? これで信じてくれるかな? そしたら手は切っちゃおうか。これなら安心だろう?」 「必死すぎですって。それにさっきのは冗談ですから」 「え……本当?」 「本当です。だから泣いて縋りつくのやめてください。私がひどいことしているみたいじゃないですか」 「うっ、ぐすっ、ひどいことしてるじゃないかぁ! 私の気持ちを知りながら! 試すように弄んで!」 「嫌いになりました?」 「好き!!!」 「重症ですね……。ていうか“気持ちを知りながら弄んで“なんて言いましたけど、私はちゃんと断っていますよね? あなたが勝手にまとわりついてきているだけですよね?」 「うう、それは……そうかもしれないけど……」 「そういうのストーカーっていうんですよ。私が見逃しているだけで、それこそ衛兵さんに言ったら捕まりますからね? 自分の立場を弁えてください」 「……はい、ごめんなさい。私はベルの優しさで生かされているだけの存在です」 「別にそこまで卑屈になれとはいってませんけど……まあ、今回はちょっと私も悪ふざけが過ぎたかもしれないですね。すみませんでした」 「いいよ別に、たしかに私はベルに何かを要求できるような立場じゃないし? ベルが私の機嫌を気にする必要なんてないじゃん」 「はあ……。ほら、こっち来て、なでなでしてあげますから拗ねないでください」 「うん……」 「本当にこれ好きですよね、母の愛に飢えていたとかですか?」 「ううん。ベルだから、ベルが私を認めてくれたって感じるから好き」 「そうですか、ちょろくて助かります」 「またそうやって意地悪言う……」 「はいはい、ほらもう機嫌直して」 「……」 「……」 「…………んっ…………はあ、はあ」 「……あのー、頭撫でられただけで、息が荒くなるほど興奮するのはさすがにどうかと思いますよ」 「んっ! ち、違うよ? いくら私だってそんなーー」 「はあはあ言いながら顔真っ赤にして、耳も熱くなってますけど?」 「ち、ちが……わない、けど、ベルが、耳とか首筋とか、撫でるから……」 「やっぱりそうじゃないですか。それと人のせいにしないでください、まったく……もうやめますよ」 「ああっ、やめちゃうの? ほら、お腹も撫でていいんだよ?」 「犬側に寄りすぎですよ、なに寝転んでるんですか」 「服従のポーズ、もう何でもしてくださいの意思表示。あ、でも何もしてくれないなら私はこのまま駄々をこねるつもりだから」 「完全に駄犬ですね……出会った頃のニャングオウさんはどこへ……?」 「ベルが拾ったんだからね? ちゃんと責任持って飼ってくれないとダメだよ、ご主人様?」 「めんどくさ……」 「いまめんどくさいって言った!? 前にも言ったけど、あまりぞんざいに扱うなら泣くからね? 私はもう恥も外聞もなく大声で泣き叫ぶからね?」 「それこそ、私も前に言いましたけど、そんな情けない人はお断りですから」 「はうぅ……」 「弱すぎる……もっと減らず口でしたよね? しかも本当に涙目になってるじゃないですか」 「ぐすっ、だって、ベルに、嫌われたくないから……」 「そんなことで嫌いにはなりませんよ。あーもう、お腹でも何でも撫でてあげますから泣かないでくださいって」 「えへへ、ねえ、本当に泊まっちゃダメ?」 「え、いや、別にどうしてもダメってわけじゃないですけど……」 「ごはん作るし、掃除もするよ?」 「いつもしてるじゃないですか」 「1万G払うから」 「私神官ですよ? 違う人当たってください」 「私の身体もつける。一晩中好きにしていい」 「それはあなたの願望ですよね?」 「じゃあどうしたら泊めてくれるの! あー、お泊りしたいお泊りしたいお泊りしたいお泊りしたい!」 「うるさ……。もういいですよ、めんどくさい。泊まっていいですから静かにしてください」 「いいの!? やった!」 「また何かしたら追い出しますからね、次は本当に絶交ですよ?」 次回、お泊り編。 ベルの服を着たがるニャン、隙あらばベルと同じベッドで寝ようとするニャン、先に寝たベルを見て理性が効かなくなるニャンを予定。 僕はもっとニャン虐がしたかったんだ……! 本当に全財産と手足を捧げたり、撫でられながら延々とヴィスタリアの話をされたり、ワン以外の発言を禁止したりするはずだったんだ……。 全部ベルさんがヘタレなせいでできなかった。何が「たまには性格の悪いキャラをやりたい」だ、全然できていないじゃないか。口だけか? おん?
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今度は、何。 また、続きなの? 中々、目を開ける事ができない。 ……でも、今度は暖かい。 包まれているような、体を……。 目を、薄く開く。 白い。 ぼんやりと、周りを見る。 もしかして、ホテル? ……今度は、ホテルか。 何だかなあ、こんな時にまでこんな場所が出てくるのかあ……。 しかも私、裸だし……。 ……。 でも、あったかい。 それに、人の温もりがすぐ近くに感じられた。 私の隣で、静かに寝息を立てているのは……。 「おかあ、さん?」 今度は、声を出す事が出来た。 私と同じく一糸纏わぬ姿で安らかな寝顔を浮かべている。 ……もしかして、私の願いが聞き入れられたのだろうか。 最後に、お母さんを……。 だとしたら、こうやって静かにしている時間すら惜しい、私はお母さんの頬に手をのばす。 体を寄せて、ゆっくりとお母さんの体を包んだ。 夢の中でも……しっかりと、鼓動を感じる。 最後になるであろう極上の幸福感を、私は静かにかみしめていた。 またあの地獄に戻る事になろうとも、例え、生まれ変わる事になろうとも。 今この時の幸せだけは、持っていこう。 今だけは、涙を流す事を許してもらおう。 「……いのり?」 「……」 お母さん、目、覚めてたの? 「ここ、どこ?」 白がかった周りを見て、お母さんに呟く。 ホテルなんだろうけど、何か、違う、だって、夢の中みたいなんだもの。 窓の外は、何も見えない、ただの白。 まるで、ここだけの世界みたいに……。 「どこだと、思う?」 「わからない……」 そんな私にお母さんは微笑み、 「私にもわからない……かな」 お母さんの手が私の頬を包む。 「いいじゃない今は、何処とか、そんなこと」 お母さんの顔がぼやける。 涙のせいだろうか……。 「ごめんなさい……」 私は、思わずお母さんに謝っていた。 もちろん、全ての意味を込めて。 「そうよ」 お母さんは、膨れてみせた。 まるで、子供の様に。 「悪い子は、叱ってあげなくちゃね、それがお母さんの務めだもの」 ゆら……と、私の額を撫でた。 「だから、許してあげない」 「お母さん……?」 お母さんも、泣いていた……。 「許してあげないから……ちゃんと謝るの」 私、は……。 「ちゃんと……皆の前で、私と一緒に、謝るの」 私……。 「一緒に、帰りましょう?いのり……」 ……。 帰れるの……? 私、帰っていいの? 「だって、私……」 私は、もう……。 「私が、連れて帰ってあげる、大丈夫だから……」 お母さんも、涙声で、ちゃんとしゃべれてないじゃない。 お母さんも、お母さん……。 「……たい」 「……」 私……。 「……に、……たい」 は……。 「いのり……」 「おうちに、かえりたい、おかあさん……」 お母さんの胸に顔を埋めて、赤子の様に泣きじゃくった。 意識が、無くなるまで、ずっと……。 ずーーーーっと……。 「はい、お父さん」 「ああ、ありがとう……」 病院のカウンター前のイスに座っているただおは、まつりから握り飯を受け取ると、お茶のプルタブを開けて、軽く流し込む。 「お父さんも、あまり寝てないんだから、少しイスに横になってればいいのに」 「ん……平気だよ」 まつりがただおの横に腰を下ろす。 そして、自分の分の握り飯を用意すると、ただおから茶を受け取った。 「もう、二週間か……」 「そうか、もう、そんなに経つんだな……」 「姉さんちょっと寝坊助すぎじゃない?二週間寝てんのよ?」 「……」 「ねえ、お父さん……」 「ん……なんだい?」 「姉さんの事……怒ってる?」 「……」 多くの言葉は言わない。 ただおは、少し下を向いていたが、やがてまつりの方に向き直り、 「怒ってる訳じゃ、ないんだ……」 缶の中身に目を移して呟く。 「ただ、何でいのりは……」 「……」 「母さんだったのかな……って、思ったよ」 嘘偽り無き言葉、何故いのりは、愛した人が、みきだったのだろう。 「んーーー……」 まつりも少し考え込むような顔をした後、 「私は姉さんじゃないから、わからないけど……」 少し、間を置いて、 「お母さんだから、じゃないのかなぁ、って……」 それは、もちろん「母親」だから、という意味ではない。 「みき」だったから……そう言ったのだ。 「そうか……そうなのかもしれないね……」 ただおは、ふと……みきに惹かれた時の事を思い出し、言葉を合わせる。 そうか……いのりも、そうだったのか……。 「みき」を、愛したのか。 「今はただ……早くいのりに目を覚ましてほしい、それだけが、今一番の望みだよ」 そう告げたただおに、まつりも頷き、宙を仰いだ。 「姉さんも勝手すぎるわよねー、相談も無しに自己完結しちゃう事ないのに……」 色々と、文句を言ってやりたいけど……。 涙と嗚咽で上手くしゃべれない、まつりの背中をただおは軽くさすってやった。 「姉さんのバカぁ……」 本格的に泣き始めたまつりの肩をポンポン、と叩きながらただおも少し、目元を拭う。 ――――その時だった。 柊の名前がアナウンスされたのは。 「……え?」 「……」 「……つかさ、お母さんは?」 かがみが、目を赤くはらしているつかさに問いかける。 「……まだ、帰ってきてないよ」 病院から、と、返すのが精一杯といった様子でつかさが答える。 「そ……」 もう、二週間か……。 かがみは声には出さず、ただ、病院のある方角を見て思う。 「私達も、帰ったら準備して行こう、ご飯は簡単なものでもいいんでしょ?」 「うん……」 つかさの肩をあやす様に優しく叩きながら、かがみは下校の準備をする。 「あ、かがみー、つかさー」 「あ、こなちゃん……」 「こなた?」 「はいこれ」 こなたが、フルーツバスケットをかがみに手渡す。 「どうしたの、コレ?」 「んー、私これ位しか出来ないから……あと、これも持っていって」 こなたは自作のお守りを手渡す。 「ん……わかったわ、喜んでくれると思うし」 「ありがとう、こなちゃん」 「いや、これしき……」 「あ、皆さんいらっしゃったんですね」 「あ、みゆきさん」 みゆきも鞄を抱えてやって来た。 「何ほどの事も出来ませんが、これから皆で何か、食べにいきませんか?」 「え……」 「やはり、目を覚まされた時には、心配をかけないのが一番では無いかと思いますから」 「……」 みゆきの気遣いに、こなたも賛同した。 「そうだね、やつれた顔で迎えるよりは元気な顔で迎えた方がいいに決まってるもん、そうしよ、二人とも」 「みゆきも、こなたも、有難うね」 不意に、 つかさの携帯が、鳴った。 「あ……」 つかさが、ゆるゆるとポケットから携帯を取り出す。 「はい……お父さん?」 「……」 「……え?」 「……つかさ?」 「つかさ?」 「つかささん?」 「お、ねえ……」 つかさの目から、再びぼろぼろと雫がこぼれ始める。 「ねえ、どうしたのよ、つかさっ」 かがみも、表情が崩れ、つかさの肩に掴みかかる。 目尻に、涙を蓄えたまま。 こなたも、みゆきも不安そうに見守る。 「おねえちゃんが……」 聞き取りにくいつかさの声。 だけど……その言葉を、風が優しく皆に運んでくれた――――。 「おねえ、ちゃ……意識、戻ったって……」 5分後に、かがみの携帯も鳴る、もちろん、同じ喜報を伝える為に。 ……私は、まだぼやける目をそっと開き、目の前にあるお母さんの寝顔を見て、ただ、思った。 ……戻ってこれた、という事を。 多分、病室なんだろう、わずかに首を巡らす、まだ、朦朧としながらも今度ははっきりと見える「窓の外」。 そして、握られている私の手。 お母さん、どうやって私の夢に入ってきたのかしら……。 お母さんが、ゆっくりと、目を開ける。 私と合う、視線。 お母さんは、一言もしゃべらなかった、私もまた、目だけを見つめていた。 でも、お母さんは、言葉には出さず、確かに私にこう言ったのだ。 「おかえり」と。 だから、私も目で言葉を返した。 「ただいま」そして「ごめんなさい」 家に帰ったら、ちゃんと皆に謝ろう、お母さんと約束したんだもの。 意味など、問わない。 私は、お母さんの隣にいたい。 そして、柊家の長女に戻りたい。 お父さん、まだ怒ってるかな。 ううん、でも、ちゃんと許してもらおう、許してもらえるまで。 私は、ようやくわかったのだから。 お母さんと家族を天秤にかける必要なんて、無いと言うことに。 そんな事を気にかける必要など、無いのだと。 夢に、教えて貰ったのだから。 愛してるんだもの。 だから……今ならわかる、お母さんの、気持ちが……。 私は、間違いなく愛されてる事も、私が、愛してる事も。 だから、私はお母さんの娘に戻る。 それが、お母さんの愛に答える形になるから。 ……でも、また、私がお母さんの事、欲しくなっちゃう時があるかもしれない、いや、きっとあるだろう。 だから、その時は、お母さん。 私を、また夢に連れていって? そこで、また、いっぱい甘えさせて欲しい、それが私の確かな幸せになるから……。 そして、再び、意識が落ちてくる。 この世界から離されてしまう眠りではない、ただ、暖かい眠気が私を包む。 お母さんの手を、温かみを感じながら。 私の意識は再び落ちた……。 「お姉ちゃんっ!!」 「お父さんっ!姉さんは!?」 「ああ、あの何か一緒についてきちゃってごめんなさい、ええと……」 「泉さん、落ち着いて、あの、私達……」 「わかっているよ、有難う二人共、部屋はこっちだから」 「うん、行こう、こなちゃん、ゆきちゃん」 「ああ、行っておいで、でも静かにな、二人とも寝てるから、今は起こさないでおいてあげてくれ、ほら、まつりも何時までも泣いてちゃ駄目だよ」 「は、はい!有難うございます」 「ほらこなた、急ぎなさいって」 「うう……起きたらいっぱい文句言ってやるんだから……」 いのり、一緒にお家、帰りましょう――――――。 おかあさん、わたし、いますごくしあわせ――――――。 ~END~ コメントフォーム 名前 コメント 結婚進行曲に始まり、この夢の世界に連れていって、まで・・・。 すごくいい話でした。 ただおも声を荒げはしたが最後は快くそれを許した。 家族愛をすごく感じました。 まさか、エロパロのサイトで泣かされるとは 夢にも思いませんでした。 神作ですよ、これは!! 何度読んでも泣きそうです・・・。 ありがとうございました。 -- taihoo (2008-10-05 15 10 17) 素晴らしい… -- 名無しさん (2008-06-15 23 43 20) もはや多くは言わない。 久しぶりに泣かせて貰った、だから、心からこの言葉を送らせてもらいたい。 GJ!!! -- 名無しさん (2008-06-04 19 06 54) 前ページのあたり、読んでて涙がでてきました。 最終的に救われて本当に良かったです。 リアルタイムで読んでいましたが投下されたときは 規制で書き込めなかったので、この場を借りて言わせてもらいます。 GJ!! -- 名無しさん (2008-06-01 21 06 01)
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※編注 星蓮船のネタバレが若干有るので注意 ――――結局、親切のつもりが、相手のまともな笑顔とやらすら見られなかった。 れみりゃは何やら いないいない・うーっ だけで全てが終わったし、らんしゃまからは却って嫌がらせされたし、 ゆかりんのカレーはあまり売れず、すぐに家を出て行った。 単にゆっくりが好きだっただけなんだけどな。何やってるんだろ、俺。 ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 結局 お礼がほしいだけなの? 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 感謝されてちやほやされたいから親切にしてるの? i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ | ノ l |〃 ̄  ̄ l | ノ ノ ハヽ、 'ー=-' ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 ―――そうだよ 人間はね、結局見返りがなくちゃ動かないんだよ。 利益にならない事は絶対できないの ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ ………………… 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 自分が可愛いだけなの? i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ゆっくりの事はどうでもいいの? ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ | ノ l |  ̄  ̄ l | ノ ノ ハヽ、 ー=- ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 そうだよ!! どうせ、どうでもいいんだよ! 何か感謝されたくて、自分が良い思いしたいから人間は他人に親切にしてるだけなんだよ! キレイ事だけじゃ生きていけねえよ! インセンティブだよ!! 僕は、 どうせ見返りとお礼が欲しくて動いてるだけの卑しい人間だ。 悪かったな!! 無償の愛なんてあるもんか!!! │ i i i i │ i i i i i i i i i i i i i i i i i │ i i ……… あ~あ。 雨まで降ってきやがった。 帰ろう帰ろ。 ――――明日からはもっと色々やってやろう。親切心なんてキレイ事はやめだ。 「成功したいのなら非情になれ」「『イイ人』は無能の代名詞」なんて本もたくさんあるしなあ。もっと汚くなってたくさん儲けてやる。 │ i i i i │ i i i i i i i i i i i i │ i i i i i i i i i i i i i i i i i i │ i i i i i i ザザザザザ …… i i i i i i i i i │ i i i i i i i i i i i i i i おお、本降り・・・・・・・・・ ん? _,,_ -'' \ ゆゆ…… | ;ノ´∨\ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、 rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、 !イ´,'イ ノヒソ ヒンY.i ! /ヒン ヒン) | i、| ( ,ハ"U ~ Uノ人 ("U ~ U" []ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´'レヽ ` ー―――'レル' 「カサがないよ!!!」 「おうちにかえれないよー!!!」 「だれかたすけてー!!!」 ―――知ったことじゃないな こっちだって濡れたくないんだ。そこら辺で雨宿りしてれば、その内止むんじゃないの? ・・・・・・・・ _人人人人人人人人人人人人_ _,,_ >びえぇーーーーーーーん!!!< -'' \ ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY ̄ | ;ノ´∨\ _ __ ・゜゜・ _,..!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、 ・゚・。゜ rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、 ゜ !イ´,'イ ノ=- -=Y.i ! ../=- -= | i、| ( ,ハ"U Д Uノ人 (" U Д U" []ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´'レヽ ` ー―――'レル' 泣けば誰か助けてくれると思ってるのか? 甘ったれてるのか? 世の中そんないい奴ばかりじゃないんだぞ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ `-、、 ,. -───-- 、_ _,,-'' `-、、 rー-、,.'" `ヽ、. _,,-'' ` _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、─────‐.r'´ノ\ ゝイ_ノ ヽ! レヽ_ヽ_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \───────‐ /ヽ/ r'´ ィ"レ´(ヒ_] ヒ_ン ) `! i ハ / }! i ヽ / / ハ ハ/ ! /// ,___, /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 _,,-''⌒Y⌒Y´ノ /l ヽ_ン ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ `-、、 _,,-''. 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 `-、、ミ ミ 〃 〃 彡 . ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ __________. .∧ ○、,_ ○、.,_ / ', / `ヽ.`ヽ. /´ `ヽ)!へ,/V/、 ' ,_,ノト 、 ,' _[_`ゝ-‐''´ヽ、/ !/ ,ハ /! ,' ´ |レへ,!/ | /_.7-‐ァ' ̄!二7´ ̄7ヽ、/`ヽ._! !、/ヽ| r' ̄7-‐'"´ ̄  ̄`ヽ、_!`ヽ、___! / | !ァ'´ /´ゝ、! / ァ'/ノハ 、`ヽ、___7/ / ;' ,' / (ヒ_] V ヒ_ン ) .| ヽ. .ヽ!‐--‐< ! ! ;'/// ,___, /// ! /! リ く\ `ヽ! .| ゙-..,,__ ヽ _ン __,レ'..,' ./| < `> レ'!  ̄ ̄ ̄ ̄ レ' |>、,__,.>'´ _,,....,,_ ..,,-''" `''\ ヽ \ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (. _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ,i!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ( `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ y' ノ !'/// ,_____, ///i.レ'ノ ( ,ハ 人! ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ,.へ___,.-ァ ヽ_ く____ゝ'、 / ∧ ヽヽ、 r| ̄ヽ、/ く_/ヽY__ ̄7 | | 〈/^ヽ、''' " ̄`""/ /ヽ、__」 ./´ ̄'!☆|"´ ̄\ ` '´ ( /ヽ、| / / | | \ / `'ー'ヽ. / ノ | ! \__\ 〃 {ハ_ハ_,!V ハ レ'、i l │ i| ∠〃 {ノノ_ハ_V レ'、_i_l>\__> レ!小 ⌒` '"⌒ 从|、iゝ /'レ小(◯), 、(◯) 从 \ ____ノ ̄ ̄ニ⊃)/// 'ー=-' /// |ノ'│ /フ ('⊃ ̄ 'ー=-'  ̄⊂⊃)ノ( ノ `ー────-´ `ー────-´ ――――・・・・・・・・ ほら 三 n . --' '-- , /-^- ^-^-^\ /'/ ,ー=●=-、ヽ \ / /_/\/\_ \ ./ / \/\/\/ヽ 'ヽ / / / _ ヽ ヽ 'ヽ '\/\/\/||\/\/\/'' || || _,,_ て -'' \ そ | ;ノ´∨\_,.-‐ァ _ __ て _,.!イ,ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r, _,`ィvr、'_-、イ、そノ rー'7ヒン,--、ヒン)、!__ハ イiヒン,--、ヒン)レン、!イ´,'イノ//{⌒`)//Yi! i//{⌒`)//||i、| ノ ,ハ." ` ̄ ".ノ人 i" ` ̄ "[]ノ i ,)、ヘ,)、____,,'' レ ヽ ヽ、____,,''レル' 「「あ、ありがとうー!!!」」 「風邪ひく前にとっとと帰れ」 ――――こっちが風邪ひいちまうよ ・・・・・・全く 「あ、あの・・・・・・!!」 ―――はい? 「ずっと、あなたの事みていたよ!!!」 ―――そりゃどうもう 「本当に皆に優しくて」 ―――どうせ見返りが欲しかっただけですよ 「そんな事無い………あなたの優しさは、本物でした…………いつも、あんまりいい結果にはならないって解ってたの に、色んな事を頑張って………」 ―――…………… 「見返りが欲しかったとしてもいいじゃないですか!それで本当に救われた人がいて―――それがたまに失敗する事も、 感謝されないことがあったとしても……… 決して無駄じゃないんだから………」 ―――でもね、僕は兎に角卑しい人間なんだよ……… 「――――仮にそうでも――――あの、私、前から、あ、」 ―――……………… 「あなたのことが……………」 神様。 本当にこういう事ってあるんでしょうか? やっぱり、下心だけで人助けなんて、間違ってますよね 見返りなんて求めちゃいけないですよね 世の中、キレイ事だけでは生きていけませんよね ――――でも、ちょっとそれを忘れて、誰かの為に動いた時―――― 本当に気がつかない所で、神様は見ていてくれるのかもしれない ちょっと恥ずかしいけど、確かに嬉しい 下心があっても、それは間違えじゃないのかもしれない ――――――――ありがとう!!! こんな僕でよかったら是非………!!! と、ところで君は一体………!!? ____ ______ / t;;;;;;;;;;;;;;ノノ;;;;;;;こ;;;; // ̄ヽ、─-//、 ̄l | ./ ヽ;;;;;;≡;;;;;;;;;;;ヾ;;;; /〈〈 、 `〈_k ヽ| | レ^ヽ l;;;;;;;;;;;;;;'''';;;;;;;ミ / 、`ゝ-r'^ー'yへ`、,._!/、 (_,,;-、 );;/´`i;ミ`i;;;;;; i 、r'、_,.-'"´, ̄ , `"'ヽ,ヘ )i)ノ ノノ б);;;;;;;;;;;ミ 'r,ィ´ / /__i_,ハ ハ,__ i ハ i ,ノ ~ ノ 、 ,/ノ;;;;;ミミ; 〈イ レヘイrr=- レ'r=;ァヘノ ハノ `ーj `l ~t(;、;;;;; Y´ | | /// /// |ソ `ー=、 j、 );;; ゝ、 |.ハ '-=-' ,.イ〈 _,,,=-‐‐、 ヾ~´ ノ i、 ,,ノ/;;; ノヽ|,r>'ー‐r .ィ´ ̄`Y 、 ,-‐-'"^ヾ`l / ヽ イノ 〈/´ ,.イ/} <{/ 、 | >ィ`ー、_-ヽ `tゝ=''T") `i、 } ,<{ |7 |7、_ ィ/~ -‐-、rヽヽrヽ | j----、、 _,,..ィ 〈ノ / |l r'"|l / ̄(,イ´ ``^'''"´ l l __ 7' / l| ゝト| 〈|ヽ/ ll `ヽ/ (今度こそ) ┼ヽ -|r‐、. レ | d⌒) ./| _ノ __ノ いい話だと思った結果がこれだよ!!! -- 名無しさん (2009-03-30 17 05 56) 綺麗に締めたと思ったのに……。この後加藤とゆかりんのビームの応酬が待ち受けてそうですねw シリーズ終了お疲れ様でした。触発されたとあって嬉しいです。 こちらとしてもこのシリーズのはっちゃけた雰囲気がすごく刺激になっています。 盗み聞きの人が充電されて新シリーズが始まるときをゆっくりと楽しみにしていますね。 6スレ -- 名無しさん (2009-03-30 23 43 40) 名前 コメント
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翌日 唯「おはようムギちゃん!」 紬「おはよう唯ちゃん♪具合は大丈夫なの?」 唯「うん!万全だよ!」 律「なんだ?昨日どうかしたのか?」 紬「え!?な、なにも!あ、澪ちゃんに昨日頼まれてたピック渡してこなくちゃ!」 唯「いってらっしゃーい!」 紬「う…うん!いってきます!」 紬(なんだか新婚さんみたい…あ、私ったら何考えてるの?もう!) 律「…あいつ悪いもんでも食ったのか?」 澪「…じゃあひとまずお前の気持ちはちゃんと伝わったんだな?」 紬「ええ♪私のことを好きになりたいから一緒にいようって!うふふふ…」 澪「そ、そいつはまあ…でもムギ、喜んでばかりいられないぞ?次を目指さなきゃ」 紬「次?」 澪「唯ともっと親密になるために…デートするんだ!」 紬「でっ…でいと!?」 紬「だ、だってそんな…私、恥ずかしいし…ていうか、澪ちゃん…」 澪「いいかムギ?あの鈍感な唯に好きになってもらうためには、相当な努力が必要なんだぞ?」 紬「うん…あ、あの…後ろ…」 澪「弱気になってちゃダメだムギ!ちょっとはバカ律の無神経さを見習え! あいつはバカだけどバカだからこその積極性があるんだ! ムギも唯のために、律みたいなバカになれよ!」 紬「澪ちゃん…後ろ…」 澪「え?」 律「みおっ…うぅ…あ、あんまりだぁ…そ、そこまでバカバカ言わなくたって…」 澪「り、律!いや違うんだ、お前のことをバカだバカだって言ってたのはな? ムギにお前のバカさ加減を見習わせようと…」 律「またバカって言ったああ~…んで、デートってなんのことだ?」 澪「うっ…」 紬「澪ちゃん、隠してもしょうがないし話すわ!実はねりっちゃん…」 紬「…ってわけなの」 律「…ムギが?唯に?フォーリンラブ?マジかよ…なんというか…すげえなあ」 澪「というわけで、律、お前もムギに協力するんだ!」 律「お、おう!ガッテンだ!」 紬(りっちゃんも私のこと応援してくれるんだ…よかった…) 唯「あずにゃ~ん、今日もぷにぷに~」 梓「や…やめてくださいよう…」 紬「あの…唯ちゃん?」 唯「ん~?なあにムギちゃ~ん?」 紬「こ、今度の日曜日…二人でお出かけしない?」 唯「え?お出かけ?いいよ~?」 紬「ホント?よかった…」 梓「どうして二人でなんだろう…?」 憂「……」 梓「憂、どうしたのボーッとして」 憂「え?う、うん、夕飯のメニュー考えてたの」 梓「ふうん…あ、そういえば今先輩たちとお昼食べてきたんだけど…」 憂「どうかしたの?」 梓「ムギ先輩が唯先輩に二人で出かけようって提案してたの。 あの二人、いつの間に仲良くなったのかな?」 憂「……!」 憂「へぇ、そうなんだ…」 梓「でもあのおとなしいムギ先輩が積極的に遊びに誘うなんて、唯先輩と何かあったのかな?」 憂「…そうだと思うよ?」 梓「え、何か心当たりあるの?」 憂「うん、ちょっとね」 梓「へえ…あ、そろそろ授業の準備しなきゃ…憂、また」 憂「うん…またね」 放課後 紬「じゃあ唯ちゃん、デー…お出かけ楽しみにしてるわね?」 唯「うん!またねムギちゃん!」 律「唯、ちゃんとおめかししろよ?あと勝負パンツも…」 ゴッ 律「……」 澪「唯、ムギと楽しんでくるんだぞ?」 唯「うん!私目一杯楽しむよ!」 紬(日曜日どこに行こうかしら♪唯ちゃんを楽しませてあげなきゃ!) 憂「あ…あの!」 紬「あら憂ちゃん?どうしたの?こんな時間まで…」 憂「私、紬さんとお話がしたいんですけど…いいですか?」 紬「うん…いいわよ?」 憂「単刀直入に聞きます…紬さん、お姉ちゃんのこと好きなんですか?」 紬「え?ええと…」 憂「お願いです、答えてください!」 紬(ここで嘘ついたら…私は唯ちゃんの気持ちを裏切ることになっちゃう…) 紬「ええ、私、唯ちゃんのこと…好きよ」 憂「そう…ですか…」 紬「それで…なに?憂ちゃん」 憂「私…紬さんの気持ちを確かめたいんです」 紬「私の…気持ち?」 憂「紬さんはお姉ちゃんのことを…どのくらい好きなんですか?」 紬「どのくらいって…」 憂「答えてください…私…紬さんの覚悟を知りたいんです」 紬「私の…覚悟…」 紬「あ…あのね憂ちゃん、私はただ唯ちゃんと一緒にいたいだけなの」 憂「一緒にいたいだけ…なんですか?」 紬「そうよ?それで唯ちゃんが私のことをもっと好きになってくれれば…」 憂「それだけで…ただそれだけで、お姉ちゃんにキスしたんですか?」 紬「……!ど、どうして…」 憂「私…見たんです。昨日紬さんがお姉ちゃんに好きって言いながらキスするところを」 紬「あ…あれはね…」 憂「キスするくらいなら、紬さんはお姉ちゃんのことを本気で想ってるんだなと思ってました… だから私は紬さんとお姉ちゃんのことを応援しようって思ったんです!」 紬「私は…」 憂「でも…ただ一緒にいたいだけなら、それじゃ私と変わらないじゃないですか!」 紬「違うの!私は唯ちゃんのことを本気で…」 憂「私だって!」 紬「えっ…?」 憂「私だって…お姉ちゃんのことが好きだもん!紬さんよりずっと前から!」 紬「憂ちゃん…」 憂「でも、でも…私は妹だから…紬さんみたいなことはできないんです!」 紬「……」 憂「…私、もう帰ります」 紬「待って憂ちゃん!私はホントに軽い気持ちなんかじゃないの!」 憂「当たり前です…もし軽い気持ちでお姉ちゃんにキスしたなんて言ったら… 私、紬さんのこと、軽蔑します」 紬「…私、唯ちゃんに好きになってもらえるように頑張るから」 憂「え?」 紬「だから…もし憂ちゃんに嫌われても、絶対に唯ちゃんから離れない! だって私は唯ちゃんのことが大好きだから!」 憂「…失礼します」 平沢家 憂(…ホントはお姉ちゃんのこと諦めてって言おうと思ってたんだけどな…言えなかった…) 唯「うい~、あいしゅ~」 憂「ねえ、お姉ちゃん?」 唯「なあに~?」 憂「お姉ちゃんは、紬さんのこと好き?」 唯「ムギちゃん?好きだよ~?」 憂「…本気で、好きなの?恋してるの?」 唯「うーん…あのね憂」 日曜日 紬(唯ちゃん、まだかな…) 唯「ムギちゃ~ん!まった~?…あ、わんこ~よーしよしよしよーしよしよし!」 紬「あ…!唯ちゃ…」 憂「もうお姉ちゃん!早くしなきゃ紬さんに悪いよ!」 紬「憂…ちゃん…どうして…?」 憂「あ、私はこのあと梓ちゃんと出かけるんです!お姉ちゃんを送ってきただけですよ?」 紬「そ、そう…」 紬(なんだ…よかった…) 憂「…なんだかずいぶん安心してますね」 紬「そ、そんなことないわ!」 憂「私、紬さんに一言言いたいことがあるんです」 紬「な…なに?」 紬(まさか…唯ちゃんのこと諦めろとか?) 憂「お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします!」 紬「え、え…?」 憂「じゃあ私行きます!お姉ちゃん、紬さんに迷惑かけちゃダメだよ?」 唯「よしよしよしよし…え?なに?」 憂「もう…じゃあ紬さん、また」 紬「うん…またね」 紬(憂ちゃん…よろしくってどういうこと?あ、今日のことかな?) 唯「あ、ムギちゃんお洋服かわいいね?」 紬「唯ちゃんも…か、かわいいわ」 唯「ありがと!…あ、そのヘアピン!私があげたやつだ!」 紬「うん…似合うかわからないけど」 唯「似合うよ~私が見込んだんだから!」 紬「あ、あり…ありがとう」 唯「そんでまずはどこ行くの?」 紬「遊園地…なんだけど…」 唯「遊園地~!行く行く!」 紬(唯ちゃん、こんなに喜んでくれるなんて…よかった♪…あ、そうだ…) 紬「唯ちゃん!」 唯「ん?なあに?」 紬「て、手つないでもいい?」 紬(そうだ、今日は積極的に頑張らなきゃ!) 唯「えっ?あ、えっと…うぅ…やだ…」 紬「え?な、なんで?」 唯「あ、歩きにくいよ!さあ早く行こう!遊園地~」 紬「うん…」 紬(なんで断られちゃったんだろ…花火のときは普通につないだのに…) 紬「唯ちゃんと二人で電車に乗るなんてもしかしたら初めてかしら?」 唯「うん…そうだねえ」 ガタン 紬「きゃっ…」 唯「おわっ…」 紬「ご、ごめんなさい抱きついちゃって…急に揺れたから」 唯「う…うん…」 遊園地 紬「唯ちゃん、なにに乗る?」 唯「……」 紬「唯ちゃん?」 唯「ほ?なに?」 紬「どうしたの?どこか具合悪い?」 唯「う…何でもない!あ、ジェットコースター乗ろうムギちゃん!」 紬「うん…」 紬(唯ちゃん、いつもと様子が違うような…) 唯「ふう…ジェットコースター久々に乗ったら疲れたぁ」 紬「でも、楽しかったわ♪」 唯「そ、そうだね…」 紬「あ、唯ちゃん、お茶飲む?水筒で持ってきたの」 唯「…うん、いただきます!ゴクゴク…ぷはぁ、んまい!ムギちゃんも飲みなよ?」 紬「うん…あ、こ、これ飲んだらか、か、間接キスね?うふふ、なんちゃって!」 唯「!!」 唯「な、なにを…なにをいうとるんやムギちゃん!そ、そそそそんな!キスだなんて!」 紬「ゆ、唯ちゃん?口調が変よ?」 唯「は…恥ずかしい…よぅ…」カァァァァァ… 紬「唯ちゃん…?」 唯「さ、さあもっと色々乗ろうムギちゃん!楽しまなきゃあ!」 紬「うん…」 紬(唯ちゃん…どうしたんだろう?もしかして、また私のこと怒ってたりして?) 唯「ふう…一通り乗ったね!」 紬「唯ちゃん、お昼にしましょう?今日お弁当作ってきたの!」 唯「え、お弁当?食べよ食べよ!」 紬(よかった、元に戻った…よし!ここは積極的に…) 紬「唯ちゃん、た…食べさせてあげるからあーんして?」 唯「う…」カァァァァァァァ 唯「いっ…いい…自分で食べる」 紬「え、でも…ほら、あーん」 唯「う、うぅ…ぱく」 紬「おいしい?」 唯「……おいしい」 紬「ありがとう…でも唯ちゃん、顔が真っ赤じゃない!大丈夫?」 唯「だいじょうぶ…あとは自分で食べるからいい」 紬(唯ちゃん、なんで顔合わせてくれないの…?) 唯「……ごちそうさま」 紬「ねえ唯ちゃん、観覧車に乗らない?」 唯「うん…いいけど」 紬「じゃあ行こう?高くて楽しそうよ?」 唯「うん、そうだね」 紬(もっと唯ちゃんとお話しなくちゃ…せっかく来たんだもの!) 紬「わあ高い!遠くまでよく見えるわね!」 唯「うん…」 紬(唯ちゃん、あまり楽しくないのかな…?ううん、弱気になっちゃダメ!) 紬「唯ちゃん!」 唯「ん?なあに?」 紬「あの、お隣に座っていい?」 唯「え?で、でも狭いし…」 紬「くっついて座れば大丈夫よ!いいわよね!」 紬「よいしょ…なんだかあったかいわね!」 唯「う…うん…」 紬「…唯ちゃん…」ドキドキドキドキ 紬(唯ちゃんが、こんな近くにいる…匂いとか体温とか、全部私のそばにあるんだ… もっと…もっと唯ちゃんと仲良くなりたい…唯ちゃんに触れたい…) 紬「…私、唯ちゃんのこと…好きよ?」 唯「む…ムギちゃん?」 紬「だから…」 紬(今度はちゃんとキスしても…いい…?) 唯「や…やめて!」 紬「えっ…?」 唯「わ、私…ムギちゃんのこと好きだけど…でも、でも…」 紬「唯…ちゃん?」 唯「好きだからって、こ…こういうことしていいかわかんないよ!」 紬「ごめんなさい!私…」 唯「私、ムギちゃんのこと好きだけど…どこまで仲良くしていいかわかんない…」 夕方 唯「……」 紬「唯ちゃん、私ね…?唯ちゃんにもっと好きになってほしいの!だから…」 唯「あのねムギちゃん、私……」 プルルルル 紬「あ、電話…」 唯「…出ていいよ?」 紬「ごめんなさい…もしもし?」 梓『あ、ムギ先輩ですか?』 紬「梓ちゃん…どうしたの?」 梓『えっと、憂が用事があるらしくて…憂、ムギ先輩の番号知らないみたいで』 紬「憂ちゃんが…?」 梓『はい、じゃあ変わりますね』 憂『もしもし…ムギ先輩ですか?』 紬「…なに?」 紬(もしかして…憂ちゃんが唯ちゃんになにか言ったのかな…? だから唯ちゃんは私を…) 憂『あの、さっき言い忘れてたことがあったんです』 紬「言い忘れてたこと?」 憂『…お姉ちゃんは迷ってるんです。紬さんのこと…』 紬「迷ってるって?どういうこと?」 憂『それはお姉ちゃんに直接聞いてください。…お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします』 紬「ちょっと憂ちゃん?それだけじゃわからない…!」 紬(なに…?迷ってるって…) 紬「ねえ唯ちゃん…」 唯「…私、ムギちゃんに言いたいことがあるんだ」 紬「なに?」 唯「やっぱり…これ以上はやめにしよう!」 紬「え?やめって…?まだ時間あるでしょ?もっと他の場所行こう?」 唯「違うの、ムギちゃんと私のこと…これ以上進むのはやめにしよう?」 紬「え…?」 唯「こないだ憂に聞かれたんだ…ムギちゃんのこと本気で好きなのって」 紬「うん…」 唯「その時気付いたんだけど、私、前よりずっとムギちゃんのこと好きになってるの…」 紬「本当に…?」 唯「うん、気付くとムギちゃんのこと考えてるし、もっとムギちゃんと遊んだりしたいの」 紬「じゃあいいじゃない!私だって唯ちゃんのこと好きなんだから!」 唯「でも…私がこのままムギちゃんのこと好きになっても、悲しいだけだよ」 紬「どうして?」 唯「だって私たちは女同士だし、結婚だってできないし… いつかはムギちゃんだって男の人を好きになるよ」 紬「唯ちゃん、そういうのは関係ないじゃない!」 唯「あるよ!」 唯「もし私がムギちゃんの恋人になったって、いつかはお別れしなきゃいけないんだよ!?」 紬「そんなことないわ!私は…」 唯「好きなのにお別れするなんて嫌なの…だったら友達のままのほうがいいよ…」 紬「唯ちゃん…」 紬(だから私が唯ちゃんに近づいたら、あんなに離れたがって…) 唯「だから…今のままでいようよ!その方がムギちゃんだっていいはずだから…」 紬「私は今のままじゃ嫌だよ…」 唯「大丈夫だよ! 私、前よりムギちゃんのこと好きになれたし、これからだって仲良くできるから!」 紬「それじゃ…嫌だよ唯ちゃん…」 紬(私はこんなに唯ちゃんのことが好きなのに…恋したいのに…やっぱりできないの?) 唯「さ、じゃあケーキでも食べて帰ろうか! あ、澪ちゃんたち暇かなあ?ちょっとメールしてみようか!」 紬(そんなの嫌…やっぱり唯ちゃんと…唯ちゃんと…) 唯「えーとりっちゃん、暇ならみんなでケーキ食べない?と…」 紬「唯ちゃん!!」 唯「なに~?あ、あずにゃんと憂も誘ってみようか?」 紬「唯ちゃんは…もしかして私とのこと、迷ってるんじゃないの!?」 唯「…迷ってるって?」 紬「憂ちゃんが言ってたの…唯ちゃんは迷ってるんだって…」 唯「迷ってなんかないよ?私はちゃんと決めたんだから」 紬「嘘だよ!」 唯「嘘なんかじゃ…」 紬「わかるの!今の唯ちゃんは嘘ついてる顔してる!」 唯「な、なんでそんなこと言い切れるの?」 紬「だから言ってるじゃない!私は唯ちゃんのことが好きなの! いつも唯ちゃんのこと見てるからわかるの!」 唯「う…」 紬「だから…素直になってよ?私、嘘ついてる唯ちゃんの言う通りになんてしたくないよ?」 唯「……」 紬「唯ちゃん!」 唯「じゃあ…どうすればいいの? 私、悲しい思いしたくないから友達のままでいようかと思ったのに…それでも悲しいんだよ…」 紬「唯ちゃん…だったら…」 ギュッ 唯「む…ムギ…ちゃ…」 紬「何も考えなくていいから…私のことを好きになって?」 唯「で…でも…」 紬「大丈夫…私、ずっと唯ちゃんのこと好きでいるから… 絶対に他の人のことを好きにならないから…」 唯「そんなの…悪いよ…」 紬「悪くなんてないわ…だってこれが…私の覚悟だから」 唯「…ほ、ホントに…いいの…?」 紬「うん…ずっと言ってるじゃない」 唯「でも私…ムギちゃんに迷惑かけるかもしれないよ?」 紬「そんなのどんとこいよ♪だから…」 唯「…ありがと…私、ムギちゃんのこと、大好き…」 紬「ありがとう唯ちゃん…」 紬(やっと…やっと、通じた…) 唯「…ムギちゃん、そろそろ離して?あっついよう」 紬「え?…いーや♪もう少しいいでしょ?」 唯「ムギちゃん…もう」 紬「…ねえ唯ちゃん、お願いがあるんだけど」 唯「なあに?」 紬「こっち…向いて?」 唯「え?…!」 チュッ… 唯「む…ムギちゃん!?」 紬「うふふ…しちゃった♪」 唯「も…もう…!ムギちゃん、するならするって言ってよ?びっくりするでしょ!?」 紬「ごめんなさい、今度はちゃんと言うわね?」 ガサガサッ 律「あ、どうも…」 唯「あ、りっちゃーん」 紬「よ…呼んでたの?」 唯「うん、来てってメール送っちゃってた」 紬「じゃあ…りっちゃん…今の見てた…?」 律「え、えーと…まあ…見てました…」 紬(どうしよう…なんか、すごく恥ずかしいわ…) 律「…その、私だけじゃなくて澪も…あと梓も憂ちゃんも呼んじゃいました…」 紬「ええ!?」 澪「ムギ…よかったな…グス」 梓「そ、そんな…二人ともいつの間に…」 憂「今度は…口にしたんですね…」 唯「じゃあみんなでケーキ食べに行こうか!?」 紬「う…うん…」 紬(ホントは二人きりで行きたかったけど…まあいっか♪唯ちゃんと想い合えたし!) 唯「あ、みんな先に行ってて?私ちょっと…」 紬「なあに?唯ちゃん」 唯「私ね、明るいムギちゃんも好きだけど… いつも音楽室でお茶入れてくれるおっとりしたムギちゃんのことも、大好きだから!」 紬「唯…ちゃん…」 紬(いつも私は見てるだけだと思ってたけど…見ててくれてたんだ…) 唯「さ、じゃあ行こうか!みんな待ってるよ!…手、つなご?」 紬「うん、行きましょう♪」 紬(ありがとう唯ちゃん…ずっと…ずっと一緒にいようね…!) おわり 戻る
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【検索用 かみさまなんていないってしったあのひ 登録タグ 2023年 CeVIO DA兎 か 可不 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:DA兎 作曲:DA兎 編曲:DA兎 唄:可不 曲紹介 曲名:『神様なんていないって知ったあの日』(かみさまなんていないってしったあのひ) DA兎氏、3作品目。 BPM:100ぐらいのミドルテンポの曲。 歌詞 (動画概要欄より転載) 神様なんていないって知ったあの日 「ありがとう」と言って キミはいなくなった 神様なんていないって知ったあの日 「サヨナラ」と言って 泣きながら笑った 「サヨナラ」と言ったキミが 泣きながら笑ってた 月 泣いて 凪いだ23時59分 「ありがとう」と言ってボクが 笑ったふりをしてた 月 泣いて 凪いだ24時00分 今日が 昨日になって 明日が今日に変わって キミの言葉が消えない 心はまだ痛いんだ 神様なんていないって知ったあの日 「ありがとう」と言って キミはいなくなった 神様なんていないって知ったあの日 「サヨナラ」と言って 泣きながら笑った 「サヨナラ」と言ってキミは 泣きながら笑ってた 月 泣いて 凪いだ24時01分 「ありがとう」と言ったボクは 聞こえないふりしてた 月 泣いて 凪いだ24時03分 もしもが ホントになって ホントが嘘に変わって 言葉が零れてるから 涙が溢れちゃうけど 神様なんていないって知ったあの日 「ありがとう」と言って キミはいなくなった 神様なんていないって知ったあの日 「サヨナラ」と言って 泣きながら笑った でも サヨナラだよって泣いてた? サヨナラだよって泣いてた? サヨナラだよって泣いてた? 嘘?何故?嘘?何故?嘘? 大丈夫だよって泣いてた? 大丈夫だよって泣いてた? 大丈夫だよって泣いてた? 嘘?何故?嘘?何故?嘘?何故? 神様なんていないって知ったあの日 止まらない時間をただ止めたくて 神様なんていないって知ったあの日 「まだだよ」と言って キミはいなくなった 神様なんて・・・。 神様なんていないって知ったあの日 「ありがとう」と言って キミはいなくなった 神様なんていないって知ったあの日 「サヨナラ」と言って 泣きながら笑った でも サヨナラだよって泣いてた? サヨナラだよって泣いてた? サヨナラだよって泣いてた? 嘘?何故?嘘?何故?嘘? 大丈夫だよって泣いてた? 大丈夫だよって泣いてた? 大丈夫だよって泣いてた? 嘘?何故?嘘?何故?嘘?何故? もういいかい? コメント 私的にはこの歌めっちゃ好き -- この歌好き (2023-12-18 16 30 15) 俺この歌すき!! -- てち (2023-12-18 16 30 54) この歌YouTubeで聴いてから好きになりました!! -- もの (2024-01-03 11 06 13) この曲めちゃくちゃ好き -- 丸 (2024-01-03 21 53 44) サムネが気になって聞いてみてめっちゃ好きになりました! -- 来夏 (2024-01-04 10 58 57) -- 名無しさん (2024-01-23 22 21 46) 一言でいうと→最高です!!!! -- ꒰აらいむ໒꒱ (2024-01-25 20 03 44) もっと伸びろよぉぉぉぉ!!!! -- 青🐐 (2024-01-25 20 29 23) この歌、病んでる時とか結構グッときてめっちゃ良い今少し病んでるけどめっちゃ良き(๑•̀ㅂ•́)و✧ -- ゆめ (2024-02-22 21 06 31) この曲ぴーこさんも好きです💞 -- ぴーこ_@Vtuber (2024-03-15 16 46 28) この曲病み気味な時に見つけたんだけど、歌詞がめっちゃ心に刺さった! -- そらる (2024-03-31 16 05 39) この曲は最高!! -- ジョージョー! (2024-06-25 18 14 41) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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初投稿です。よろしくお願いします。(なにを?) まりさがあまりにも馬鹿すぎるけど、そういう設定でお願いします。 ――― 仕事を終えて帰宅してみると、何者かが僕の家に勝手に上がっているようだった。 泥棒か?うちには大したものは無いのだが・・・。 まあ何なのかはわかってているんだけどね。 最近ゆっくりを弄るのにはまってしまって、今日も新しいことをしてみようと思って、 わざと庭に面した窓を開けておいたのさ。 さて、家に上がってみると、ゆっくりどもは居間に集まっているようだった。 室内は荒らされた様子は無い。 ゆっくりがくるとわかっているのでやつらの手の(といっても手は無いが) 届く範囲には物は置いてないからだ。 来るのがわかっているゆっくりに部屋を荒らされることほど馬鹿な事も無いだろう。 床が少し汚れているが、これくらいは雑巾で拭くだけでいいので気にしない。 獲物を確認しておこう。 親はまりさとありす、子はそれぞれが3匹ずつ、合計8匹の小規模の家族のようだ。 比較的若い方なのだろう、親二匹はバレーボール、子はテニスボールくらいのサイズだ。 僕の顔を確認するや否や、 「ゆ!?ここはまりさたちの(ry」 「ゆっくりしたかったらあまあまさんを(ry」 「とかいはなでなーを(ry)」 「まりさはとってもつよ(ry」 「いたい目を見たく(ry」 OK・OK。 テンプレ通りの台詞だ。 もしも分別のある饅頭なら、森に連れて行こうかと思ったが、 これらにはその心配もなさそうだ。 まあ人間の住宅に入ってくるようなやつらは大概そうなのだけどね。 さて、始めようか。脚にぽいんぽいんと体当たりのつもりのものをしてくる親まりさを捕まえ、 今回のために用意したゆっくり拘束用の箱に入れる。 普通の透明タイプのものではなくて、周り4面は黒く塗られていて、天井に当たる部分は、 目の細かい網となっている。 音のやり取りはできるが、視覚を奪い、動きも制限するようになっている。 番のありすや子ゆっくりも同じようにそれぞれ別の箱に入れる。 準備は完了した。あとはまりさが・・・ 「ゆ!ゆっくりできないじじいはまりさたちのゆっくりぷれいすからゆっくりしないで出ていくんだぜ。 まりさはとってもつよいんだぜ!いたい目見たくなかったらさっさとするんだぜ!」 この台詞を待っていた!。計画通りだ! 「そうか!まりさはそんなに強いのか!じゃあ、怖いからゆっくり出て行くね」 「ゆゆ~ん。かしこいやつはゆっくりながいきできるんだぜ!じじいはいいはんだんをしたんだぜ!」 だったらお前は即死じゃないか(笑) 「さっさとしないぐずはきらいだぜ!それとまりさをここから出してあまあまさんをよこすんだぜ!」 「わかったわかった。それじゃ、出てくから、ばいばい ノシ」 そういって僕はドアを開け、閉める。 勿論、言われた通りに出て行くということはしない。 だが、箱の中で視覚を奪われたゆっくりどもにはそれを知る由も無い。 「ゆ?ここから出せって言ってるんだぜ!」 「お兄さんはとっても強いまりさが出てけって言ったのだからいないよ」 「ゆ!そうだったのぜ。うっかりしてたのぜ」 「まりさ!じじいがいなかったら声がするわけないでしょう!ゆっくりだまされないでね!」 おや、親ありすのほうは少し頭が回るようだ。だが、これも想定内のこと。 「ゆ!じじい、やっぱりいるのぜ?」 「そうかな?とっても強いまりさが追い出したんだから、いるはずはないよなぁ。 それとも、まりさは人間1人どうにかできない弱いゆっくりなのか?」 「そんなことはないのぜ!まりさにかかればにんげんなんていちころなんだぜ!」 「じゃあ、お兄さんはいないよね」 「そうだぜ!まりさが追い出したのぜ!」 「それなら箱から出してくれる人はいないな」 「ゆゆゆ?出れないのぜ!?」 ははは。これは面白い。馬鹿をからかうのはやっぱり楽しいなぁ。 姿は見えないし、身動きも取れないから、しゃべるしかすることが無い。 その言葉だって、知能の圧倒的に負けている人間相手にはさしたる効果も無い。 「まりさ!声がするならそこにじじいがいるでしょ!どうにかして!」 「おや、まりさ、君の番のありすは君がお兄さんを追い出したのを信じていないみたいだ」 「ゆ!まりさはつよいからじじいをおい出したのぜ!じじいはいないのぜ!」 「じゃあ声なんかしないでしょおおお!」 「ゆぅ・・・?」 「ああ、きっとこのありすはまりさなんか弱くて人間を追い出せないと思っているんだ。 だから、ああいうふうにお兄さんがいると思っているんだよ」 「そんなわけないでしょおおお!」 「じゃあお兄さんはいるわけないよね。そうだよね、まりさ」 「そうなのぜ!まりさをしんじないとかいはじゃないありすはまりさのはにーなんかじゃないのぜ!」 「どぼじでぞんな゙ごどいうの゙ぉおお!ありすはどがいばよぉおおお・・・・・・!」 おおとかいはとかいは(笑) つーか、森に住んでいるのに都会派とか一体何を考えているのだ? あ、何も考えていないのか(笑) しかも気絶してるし。番に見放されたのがそんなに効いたのか?メンタル弱すぎだ。 「じゃあ、そこでゆっくりしていってね!!!」 「ゆぅ、こまったのぜ・・・」 「おかーさん、ぽんぽんすいたよ。むーしゃむーしゃしたいよー」 お、子ゆっくりどもがしゃべり始めた。いままで静かにしていたあたり、躾は怠っていないようだな。 でも肝腎の親が人間の住む界隈に来ちゃ駄目じゃん。 「ゆ!まりさもなにかたべたいのぜ!おいじじい、なにかよこすのぜ!」 「だから、お兄さんはいないってば!」 「ゆぅ、そうだったのぜ。おちびちゃんたちはゆっくりがまんしてね!」 こんな記憶力で大丈夫なのか?よく今まで生きていられたな・・・。 「やだー!ぽんぽんすいたー。むーしゃむーしゃしたいー!」 「ゆっくりあきらめてね!おかーさんもがまんしているんだよ!」 「ゆううう・・・」 僕も空いてきたな・・・。帰ってきてから何も食べてないから当たり前か。 僕は食べるとするか。 ~お兄さん調理中~ さて、めんどくさかったから、ただの野菜炒めにしたが、ゆっくりどもはどうかな? 「ゆ!?いいにおいがするのぜ!ごはんはゆっくりしないでこっちにくるのぜ!」 ご飯が動くわけ無いだろ・・・。普段どんな生活をしていたんだ? 「まりさがたべてやるっていっているのぜ!さっさとするのぜ!」 「おかーさん、まりさたちもむーしゃむーしゃしたいよ!」 「ゆううう、ゆっくりしっていってね!!!ゆっくりしていってね!!!」 「はぁ、ご飯が動くわけ無いだろ。大丈夫かお前」 「だったら、どうすればいいのぜ!たべたいのぜ!」 「まりさはとっても強いんだろ?考えればすぐわかるんじゃないのか?」 「ゆぅうう、ゆっくりかんがえるのぜ・・・・・・、そうなのぜ!おい!じじい「いないってば!」 ゆゆゆ・・・」 「がんばって考えろ。簡単なことだろ?」 まりさが絞るほどもない知恵を働かせている間に僕も食べてしまうとしよう。 結構腹が減っていたんだ。 「ゆー、じじいはいない、ごはんはうごかない、まりさは出られない、・・・・・・ ゆゆゆ、ゆゆ?ゆゆゆゆゆ・・・ゆーーーーーっ!・・・」 あ、気絶した。 「おかーさん・・・。おかーさん?おかぁーーさぁーん!?」 「しょうがないな、ほら、まりさ、起きろ」 「ゅ、ゅ、ゅ、ゆ?」 「お兄さんがいないなら、来て貰えばいいだろ」 「ゆ!何でそんな簡単なことに気がつかなかったんだぜ!じじい、くるのぜ! とくべつにまりささまがきょかするんだぜ!」 さて、やってみたものの大したことなかったし、飽きたからそろそろ片付けるとするか。 後々の禍根を残さないようにね。 「呼んだ?」 「ゆゆ!まりさをここから出して、ごはんをよこすんだぜ!」 「やだよ。めんどくさい」 「ゆぅ・・・。じゃあごはんだけでもよこすんだぜ!」 「それぐらいならいいか。甘いものでもいいか?」 「がまんしてやるんだぜ!さっさとするんだぜ!」 「はいはいっと」 「ゆ~ん♪おそらをとんでるみゆぎゃぺっ!!」 子まりさを一匹箱から出して、握りつぶす。 「ゆっ?おちびちゃんどうかしたのかぜ?」 「何でもないよ。ほら、餡子だ」 「ゆぅ~ん。あまあまさんおいしいのぜ!もっとよこすんだぜ!」 ふむ、食欲旺盛なのはいいことだ。おかわりをあげよう。 「ゆぎゅっぷ!」「ゆげぇっ!」「とがいばっ!」 「カスタードもあるよ。どんどん食べていいよ」 「ゆ、そうだった、おちびちゃんにもあげるんだぜ!」 「子供にも、「ゆぎゅるぺっ!」あげたいの?」 「そうだぜ!じじいはやくするんだぜ!」 「無理だよ。「ゆぎゃん!」皆潰しちゃったからね」 「つぶしたってどういうことなんだぜ!?」 「そのままの意味だよ。握り潰して、永遠にゆっくり、死なせたのさ」 「ゆゆ!おちびちゃん!?おちびちゃぁん!へんじをするんだぜ!」 「だから、もう死んじゃったって。返事なんか出来るわけないよ」 「ゆゆぅーーう!なんてことするんだぜ!ぜったいゆるさないんだぜ!」 「おまえが甘いものでいいっていったんだろ」 「ゆ?」 「お前が食べた餡子やカスタードが、お前のおちびちゃんだ」 「ゆ、まりさはおちびちゃんをたべないよ!」 「じゃあこれはなんだ?」 まりさの箱にカチューシャや帽子を落としてやる。 「ゆっ・・・」 「これはまりさのおちびちゃんたちの飾りだろ?」 「ゆうううう」 「食べちゃったんだよ」 「おちびぢゃぁああん、ごべんね゙ぇええ!ばでぃざはおちびちゃんの分もゆっくりするからねぇ!」 「その必要はないよ」 「ゆぅ?」 「お前もここで死ぬんだよ」 「なんでだぜ!」 「実はな、僕はお前たちで遊んでたの。それで、その遊びも終わったから片づけしてるんだ」 「まりさはおもちゃじゃないのぜ!」 「別に玩具だろうと何だろうとどうでもいいさ。そもそも誰でも良かったんだ。 たまたま君たちが僕の家に入ってきたから君たちにしただけ。それだけさ。じゃあね」 掴み上げ、潰す。最後には絶望の表情を浮かべていたまりさを。 勿論、番のありすも潰しておく。あの世でも一緒になれるといいね。 さて、次はだんな遊びをしようか。 ――― 最後のほう、特に落ちの部分がすごくぐでぐでになってしまいました。 ss書くのって難しいですね。 筋書きとかが手がかかる。 ここまで読んでいただきありがとうございました。 このSSに感想をつける
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たまには野暮を承知で聞いてみたい言葉がある。 でないとそんなの関係ないと思ってるはずなのに、ちょっと不安になる。 「みんなー、おにいさんの事どう思ってる?」 「でっかーい!」(妹れいむ) 「あはは、れーむも大きくなるんだぞ~」 「なでなでじょーず!」(姉まりさ) 「うんうん、喜んでくれておにいさんもうれしいぞ~」なでなで 「あんちゃんすりすりへたー!」(妹まりさ)「う・・・や、やっぱなの?」 「まりさ、そんなこといったらかわいそだよー。ちぇんきにしないよー」(ちぇん) 「ちぇ…ちぇぇぇぇぇぇぇん!」 「らんは……(回想中)……にゃああああああああああ!!」(らんしゃま) 「おちつくんだよーらんしゃまー!」 「ははは、参ったねこりゃ・・・・はは」 あ、あ・・・れ?なんか…かなり微妙な感じ? よく考えると『でっかい』とか見た目だし。 まりさズのはなでなで・すりすりの評価だし。 ちぇんはもしかするとマジで気にされてないだけかもしれないし。 あー、それにらんしゃまどうしたら俺ともゆっくりしてくれるんだろう…と言うか今のは一体何時の俺がスイッチなんだ。 …ぅうっ…どうしよう死にたい、死にたくなってきた。 くいくい… ふと服の裾が引っ張られる。 「…ん?」 裾の先をくわえていたのは7年の付き合いになる我が家のちび達のお母さん、まりさ。 その後ろに呆れたといった顔をしてソッポを向いているのがその旦那のれいむ、ちなみにこっちはかれこれ3年くらい。 「まりさ…れいむ……」 「元気出してね、大丈夫だよ、おにいさんがとってもやさしいのらんもわかってるよ」 「すこしは加減しな…後じつは強いのになくな」 まりさは一生懸命に優しいし、れいむは…結構丸くなったけど厳しい。 「そうだよね、皆とは色んな事がこれからあるんだもんね」 …ありがとう…ほんとありがとう。 でもやっぱり今聞きたいのはそういう深い事じゃないんだ。 そう、もっとシンプルな… 「じゃあみんな、おにいさんの事好きか嫌いかだとー?」 「そえなやにすきー!」 「なでなですきー!」 「すきなほー!」 「らいくゆーだよー」 「にゃ……きらいじゃな…ないよ?」 「うふふふ……あははは♪」 大丈夫!僕嫌われてない!こんなに嬉しい事はないね、明日もホームランだ! よぅし今日はハンバーグにするぞぉ! 「おにいさん『も』みんなが大好きだよぉー!」 ―淳也君…君はさびしい奴だな 「ほっとけェ…」 「だめだこりゃ…」 おしまい おまけ 「ちくしょう…いつの間に来てたよ? あ!そうだ、ちびちゃんはこいつの事どう思ってる?」 「ゆっ?ゆ~…おにぃさん、きょーおやつなに?」 ―水ようかんでも買ってくか…確か今日特売品だし 「ゆ!じゃあせっとくらいすきだよ!」 ―4つセットは買わないぞ、バラで2つにしなさい 「…お前もっとさー、胃袋より心的な好感度上げなさいよ!許さないけど!あと買ってあげなさいよ!」 ―なんなんだよ あとがき 暑いですね…未だに扇風機だけの家は地獄だ… いつもアニメとか漫画で好きなキャラはみんな片想いしてる子が多いのですが、「〇〇は俺の嫁」発言は自分が言うのは許せないタイプ。 by.とりあえずパフェ 名前 コメント
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山口君のことを悪く言わないで下さい やまぐちくんのことをわるくいわないでください (慣)「TOKIOの中にTOKIOっぽくない人がいるよな」とだけ言ったところ、山のように届いた抗議の手紙の殆どに書いてあった言葉。伊集院曰く「山口君は違うって。一緒に飲みに行ったりしてるし。お前らこそひどいじゃん」。 [同]仁絵ちゃんのことを悪く言わないで下さい [関]ダウトさん・モーニング娘。のあいつ [豆]伊集院は「名前を知らないから名指しできない」と言っているが、山口君でないとすればリーダー城島だと思われる。もう一説は、バラエティ・お笑い色が特に薄い長瀬の事を指している可能性がある。(長瀬は唯一この時のトラブルに名前が出てきていない)
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【検索用 いまさらこめすきしゃないなんていえない 登録タグ 2013年 UTAU い オシャンティーP 曲 曲あ 穂歌ソラ 鹿音ゾン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:オシャンティーP 作曲:オシャンティーP 編曲:オシャンティーP 唄:鹿音ゾン コーラス:穂歌ソラ 曲紹介 鹿音「わざわざ米キャラ助長するような投稿してんじゃねーよ!!!!」 穂歌「でも良かったじゃん、ゾンくん今回主役だよ…!」 曲名:『今更、米好きじゃないなんて言えない。』(いまさら、こめすきじゃないなんていえない。) オシャンティーPの9作目にして、初のネタ曲。 歌詞 (動画より書き起こし) お米は美味しいなァ!!!!? 何にでも合う!! 白米凄い…!!!!!(感動) たまたまカレーが隣に居ただけで 「お米ちゃん」って!「お米ちゃん」って!呼ばれる身にもなれよ!!!! 別によォ!白米嫌いじゃねェけどさ!! 俺が米って!どうしてそうなった!!!!? 俺だってメインで歌わせてもらっているのに どうして!米って!!どう考えてもオカシイだろ!!? そもそもカレーライスのライスとかよォ!? どんなに頑張ったって主役にゃなれねェしィ!! 今更、白米が好きじゃねェなんて言えないだろ… どうしてくれやがるんだよオイこれ!!!(絶望) いやさァ…?別にさァ…?ユニット考えてくれた奴に 文句が言いたいわけじゃねェぞ…???(勘違いするなよ?) でもなァ!?これじゃっ…このままじゃ俺が米好きという 有りもしない… 「印象が付いちまうだろうが!!不本意な!!!!!」 だけど、色々言わせてもらっておいてなんなんだけど 今更、米好きじゃねェなんて言えねェ…!!(二回目) 「ゾンくんどんまい…?」 「うるせェ…!!!!!!!!」 たまたまカレーが隣に居ただけで 「お米ちゃん」って!「お米ちゃん」って!呼ばれる身にもなれよ!!!! 別によォ!白米嫌いじゃねェけどさ!! 俺が米って!どうしてそうなった!!!!? 俺だってメインで歌わせてもらっているのに どうして!米って!!どう考えてもオカシイだろ!!? そもそもカレーライスのライスとかよォ!? どんなに頑張ったって主役にゃなれねェしィ!! 白米凄ェ…!!!!!(大事なことなので二回) 何にでも合う……!!!(大事なry) 食べなきゃ損だ!損だ!損だぞ!!ホラ!!!! コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。